Canon EOS 5D MarkIIを購入しました。

Canon EOS 5D MarkIIを購入しました。

もともと初代5Dを持っていましたが、これだけテレワークが長引くと、やっぱりやりたかったんですよ。一眼レフをWebカメラ化するってやつを。

それが我慢できずついに5D MarkIIを購入してしまいました。

60Dも持っているので、EOS Webcam Utilityを使えば、60DでもWEBカメラにはできるんですが、最近家族が60Dを占有しているので(笑、ほぼ毎日使う可能性があるWEBカメラにすることはできません。

それに60DですとAPS-Cということもあり、背景ボケしにくいですよね。ズームレンズを使ってかなり後ろにカメラを設置する、という手もありますが、やっぱり普通のWEBカメラと同様に、モニターの上に設置するぐらいのほうがスペースを取らないので、それを考えるとできるだけ自分の顔に近い距離で背景ボケして欲しいわけです。

WEBカメラにしては贅沢!?

ということで、贅沢なWEBカメラではありますが、フルサイズの一眼レフでかつできるだけ安いもの、と考えたら5D MarkIIになりました。ネットのお店で扱っている中古を探していたところ、税込み36,000円程度で購入することができたので、結構安かったのでは、と思います。

並べていますが、左が初代5Dで、右が5DMarkIIです。今はフルサイズミラーレスが当たり前になってきている中、わざわざこんなバカでかいカメラ買うかね、という人もいると思うのですが、その分ちょっと前までプロカメラマンが普通に使っていたようなカメラがこんなに安価で手に入るっていうことがありがたいですね。当然、普通にカメラとしても使っていきたいのですが、外出自粛中の今はとにかく、WEBカメラ化したいと思います。

といっても特に難しいことはなく、もともと持っている50mm f1.8IIというレンズをつけて、PCと5DMarkIIをUSBケーブルで接続するだけです。

EOS Webcam Utilityが神。

あとはPCにEOS Webcam Utilityを入れれば、zoomやgoogle meetのカメラ選択時にEOS Webcam Utility という名称でカメラが選択できるようになります。このソフト公開がされるまでは、Canonのカメラユーザは大変で、PCに映像入力するためにHDMIケーブルとキャプチャーデバイスが必要でした。

しかし、カメラからHDMIケーブルで映像信号を出力する時には、カメラから出力された映像信号の中に、カメラの液晶画面と同じようなフレームやバッテリーの残量とか、撮影時の情報が表示されたままになってしまう機種が存在します。

そうではなく、完全にカメラの映像だけを出力できるものを、HDMIスルー出力と言ったり、HDMIクリーン出力と言ったりするんですが、それができるかどうかはCanonでは「情報表示なし映像を出力可能」という項目の有無で確認できます。

そして、実は5DMarkIIはこのHDMIスルー出力ができません。実際にはカスタムファームウェアを使うとできるようですが、まあ標準機能ではできないわけです。
そして、60DでもHDMIスルー出力はできませんでしたが、このテレワーク時代に合わたように公開されたのがこのソフトです。

こういったソフトを無償提供していただけるのは本当にありがたいですね。しかもそのソフトはHDMI接続ではなくUSBケーブルで接続できるため、HDMIキャプチャーデバイスも不要なので、導入の敷居も低いと思います。

EOS Webcam Utilityを使う時の注意点。

さすがにf1.8ですとピントが合う位置が狭いため、自分はf2.2~2.8ぐらいで使用していますが、それでも十分背景ボケしてくれています。今はweb会議ツールも優秀で、zoomやgoogle meetの機能にも人物以外をぼかしたり、疑似的な背景と重ね合わせることができるようになっていますが、それだとやっぱり面白くないんですよね。5DMarkIIのおかげで、レンズが生み出す自然な背景ボケができるようになって良かったです。

しかし問題点もあります。一つはAFができないのでフォーカスはマニュアルで合わせる必要があります。これはEOS Webcam Utilityの問題なのか、それと5D MaikIIを組み合わせたときの制限なのかはわかりませんが、仕方ないです。要は自分が前後に動かないように映ればいいので、慣れの問題かな、と思いますね。撮影ではないので、自分は特に気にしていません。

もう1点は、バッテリーで運用しているため、バッテリーが切れたらカメラも使えなくなってしまう、という点です。一般的なWEBカメラはUSBから電源供給されていますし、ノートPCについているカメラでは当然電源の心配なんてありませんが、5DMarkIIを外部カメラとして使う場合、カメラにUSB給電はできませんので、バッテリーの持ちを気にする必要があります。

仕事柄、1時間を超えるWEBミーティングもちらほら発生するので、それが1日何回もあるとなると、予備のバッテリーをいくつか用意する必要がありそうですね。

おまけの作例。

以下おまけ。
5DMarkII + 50mmf1.8II で5D初代を撮影した例です。

F2.8 1/40 ISO320
F3.5 1/40 ISO400

5D初代もとても好きなカメラですが、5DMarkIIもやっぱりいい。こんな安レンズと組み合わせても楽しいので、また安レンズ集めを始めてしまうかも。。。

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