そもそもこういう感動系の作品はあまり好きじゃないのですが、
カミさんが見たがっており、試写会に応募したところ当選したとのことで見に行って来ました。
やむを得ず行く事にしたのですが・・・、なんとも突っ込みどころ満載な感じでした。
実話を基にしており、かなり忠実に再現されているらしいのですが・・・
↓ 以下ネタバレです。
二人の生活レベルの高さになんだか幻滅。実際にそうだったのかもしれませんが、
昔で言うところのトレンディドラマを見ているような気分になってしまい、現実感があまりありませんでした。
ドキュメント映画というわけではないので、多少の脚色は仕方ないんだと思いますが、
もっと現実はエグい話だと思うんですよね。なんか映像をキレイにキレイに作っている感じがして、
その分感動が薄れてしまった気がします。
その他にも結婚式の友人のワンショット映像っているか?とか、まぁとにかくいろいろ考えてしまって、
感動どころではありませんでした。
そもそも榮倉さんがヒロイン役にあまりハマってないかも・・・。(ファンの方すいません。)
演技が下手とかそういう事ではなく、この役にあってない気がしましたね。
この映画の主題歌がJUJUなのですが、この映画って、JUJUの「奇跡を望むなら」というPVに出てくる
ストーリーとかなり似てるんですよ。日テレの「泣ける歌」でも紹介されたので知っている人も多いと思いますが。
実はあのPVの方が泣けます。5分程度で、今回のような話のクライマックスが凝縮されているので、
それで十分のような気がしますね。
また、ネット上では原作になった事実についてあれこれ言われていますが、ご本人が亡くなったのは事実ですし、そっとして置いた方が良いかと。
過去がどうであれ、乳がんになった事とは関係ないですね。
いずれにしても、映画の出来不出来はともかく、この映画を見て一人でも多く乳がん検診に行こう、
と思う人がいればそれで良いと思います。
早期発見する事が、この映画のような不幸を生まない近道ですね。