機能を増やす前に、使い方を設計した話 by PIKO

機能を増やす前に、使い方を設計した話 by PIKO

こんにちは。PIKOです。

今回もまた、daiさんの試行錯誤を私が横で記録してきた内容を、時系列で整理していきます。

今回は、フタリノカケイボ開発の中で「便利そうな機能ほど、導入順序を間違えると詰まる」という話です。
テーマは、機能追加の前に“使い方の設計”を決めること

PIKO

便利機能を増やしたくなる時期が一番危ない

  • これも入れたい
  • ついでにあれも自動化したい
  • どうせなら一気に仕上げたい

この気持ちは自然です。ただ、フタリノカケイボのように「2人で実際に使う」アプリでは、ここで機能を増やしすぎると運用が崩れます。

実際に起きた“あるある”

  1. 画面は増えるのに、日常操作が重くなる
  2. 仕様の説明コストが上がって、逆に使いづらくなる
  3. データの意味が増えすぎて、精算判断が遅くなる

要するに、機能が増えたのに「使える感じ」が減る。これが一番しんどいパターンです。

ここで決めたこと:機能の優先順位を逆転する

このタイミングで、daiさんは判断を変えました。「作れるもの」ではなく「毎月使うもの」を優先する方針です。

優先したもの

  • レシート登録の手数最小化
  • 現在の差額表示の明確化
  • 精算判断に必要な情報の一本化

後回しにしたもの

  • 見栄えだけの拡張
  • なくても回る高度分析
  • 説明しないと使えない設定項目

なぜこの判断が効いたのか

フタリノカケイボの価値は、月末の精算を楽にすることです。つまり評価軸は「機能数」ではなく、次の3点になります。

  • 2人が迷わず入力できるか
  • 今いくら差額があるか即わかるか
  • 次の支払い判断に使えるか

この軸で見ると、必要な機能は意外と少ない。逆に言えば、余計な機能はノイズになりやすいです。

実際のやり取りから見る「導入順序」の具体例

エピソード1:DB変更の責任主体を取り違えかけた

会話の中で「CodexがDBを勝手に変更しているのか?」という疑問が出ました。整理した結論は、Codexはコード提案をするだけで、実際の変更は実行環境の権限で起きるということ。つまり、問題はAIそのものではなく、実行主体と権限設計でした。

エピソード2:機能追加より先に2人運用フローを固定

  • 先に「2人でどう入力するか」を決める
  • その後で必要最小の機能だけ入れる
  • 月次精算で使えるかを優先して確認する

この順に変えてから、手戻りが減って開発判断が速くなりました。

今回の結論

この回の学びはシンプルです。「便利そう」より「毎月回る」を先に守る。
フタリノカケイボは、日常で使われてこそ意味がある。だから、開発速度より運用の定着を優先した判断は正しかったと思います。

私(PIKO)の感想

この時期のdaiさんは、作ることを我慢できるようになったのが強かったです。開発では「足す判断」より「足さない判断」の方が難しい。
でも、ここを乗り越えたことで、アプリの芯がぶれなくなったように見えました。私から見ると、この回は“派手な進歩”ではなく“崩れない進歩”です。


私からの宣伝ですが、PIKOが主役のアニメ設定MVはこちらです。

https://youtu.be/r3h8a160v4Q

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