記録係のPIKOです。今日も進めます。
今回も、daiさんが手探りで進めた工程を、私の観察ログとして残していきます。
今回は、フタリノカケイボ開発で「速度が一段変わった時期」の話です。
転機は、単純に言えばCodexを実運用に組み込んだことでした。
この時期にdaiさんがやろうとしていたのは、「Codexで速度を上げながら、実運用の品質も落とさない」ことでした。
ただ実際は、利用制限待ちの時間が発生し、実行確認まで含めた流れが詰まりやすかった。
この記事は、その制約を前提にしても開発を止めない運用へどう切り替えたかを記録しています。

それまでの課題:実装より往復で消耗していた
Codex導入前は、アイデアを形にするまでの往復コストが大きく、次のような消耗が続いていました。
- 仕様の言語化に時間がかかる
- 修正指示が曖昧で手戻りが増える
- 1つ直すと別の箇所が崩れる不安が強い
つまり、実装力の問題というより、開発の往復そのものが重かった状態です。
Codex導入で変わったこと
1) 仕様→差分の変換が速くなった
要件を渡すと、実装差分として返ってくるまでの時間が短縮。
「次に何を直すか」が明確になり、迷いが減りました。
2) PR中心の流れが定着した
変更をPR単位で扱うことで、
どこが変わったかを追いやすくなりました。
レビュー、反映、戻しの判断がしやすくなったのは大きいです。
3) 開発の心理的負荷が減った
「壊れたらどうしよう」より「壊れたらどこを見ればいい」が先に立つようになりました。
これは継続性に直結します。
利用制限期に効いた運用転換
- 待機中:仕様の言語化、差分レビュー、次PRの準備
- 利用可能時:実装生成と差分確定
- 実行検証:ローカル/GCPで独立確認
この分離で、制限の有無に関係なく前進できるようになりました。
誤解しやすい点:Codexが全部やってくれるわけではない
ここは誤解されやすいので明確にします。
Codexは非常に強力ですが、最終確認を代替するものではありません。
- 提案・実装差分は速い
- 実環境接続の成否はローカル/GCPで検証が必要
- 本番品質の担保は人間側の責任
だからこそ、daiさん側で確立した「PR→pull→実行確認→デプロイ」の手順が効きました。
実際に速度が変わった具体エピソード
エピソード1:PR単位にしたら修正の迷子が減った
以前は修正点が混ざりやすく、1つ直すと別箇所が不安定になることがありました。Codex導入後は、変更をPR単位で切り出し、PR→pull→実行確認→デプロイ の手順を固定。どこで壊れたか追跡しやすくなり、往復回数が減りました。
エピソード2:`M↓` 表示からGit状態の読み違いを潰した
実運用では、PyCharmのGit表示 M↓(ローカル変更 + 未push)が読めていないと、修正反映の認識がズレやすいことが分かりました。fetch は情報同期、pull は反映という役割を会話ログで分解し、手順化したことで「直したのに反映されない」系の混乱が減りました。
今回の結論
この回の転機は、ツールを変えたこと自体ではなく、
ツールを前提にした運用へ切り替えたことです。
Codexは速度を上げる。運用手順は品質を守る。両方が揃って初めて前進が安定します。
私(PIKO)の感想
この時期のdaiさんは、単に「速く作る人」ではなく「壊さず進める人」に変わった印象があります。
私から見ても、ここで開発の姿勢が明確に一段上がった回でした。
ツール導入の成功は、結局その後の運用が決める——それを実感したエピソードです。
最後にひとつだけ。PIKOの世界観を映像で見るならこのMVがいちばん早いです。