エリシオンがぶつけられてしまい、修理中の代車として2週間借りることができたのがDBA-RC1 オデッセイ。つまり現行型のオデッセイですね。
ディーラーさんでよく試乗をさせてもらっていますが、このオデッセイは乗るのが初めて。以前モーターショーで見たときに、「もう俺の知ってるオデッセイは死んだ」（笑、と思ったぐらい
以前乗っていたRB1オデッセイからすっかり外見が変わってしまった印象ですが、果たして中身はどうなんでしょうか。
今回はエリシオンとの比較として記事にしてみました。
車高は圧倒的にRC1オデッセイのほうが低い
まず乗ってみて思ったのが車高がとにかく低いです。エリシオンでもミニバンとしては低めだと思っていましたがそういう次元じゃないですね。本当にセダンでした。
その分、ゆったり乗るっていう雰囲気では無いような気がします。
乗り味は、、、良くも悪くもフィット
エリシオンと違い、角ばってはいないのでコンパクトな印象なのは中からも一緒で、それでも快適に6人乗れる席を用意しているのがすごいなぁと思いました。見た目は小さいのですが、中はちゃんと広いんですね。
また、RB1オデッセイと違い、RC1オデッセイは3列目の座席もきとんと座れます。自分もそれが良くてエリシオンにしたのですが、確かにオデッセイとエリシオンのいいところどりをしたというのがわかりました。
ただし、ハンドルとアクセルが異常に軽いんです。快適といえばそうなんでしょうが、これがなんだか車高の低さと相まって、小型車感があるんですね。感覚としてはフィットを運転しているようなお手軽感です。これをメリットとするなら、気楽に運転できるミニバン、という感じなのですが、高級感、どっしり感は感じられなくなりました。ちなみに借りたのはアブソルートではなくGというグレードなので、アブソルートは違う味付けなのかもしれませんが。
CVTはすごい出来が良くて、先代のステップワゴン（DBA-RK1）の時よりも全然運転しやすくなってました。アクセルの軽さもあるのですが、車がスーッと加速し、大きい車というのを全然感じさせません。回転数を見ても2千回転回らないところでずっと加速していてものんびり走っている感覚もないです。ちなみに、ECOモードONでその状態です。
ためにしECOモードを切って、思いっきりアクセルを踏み込んでみましたが、RB1オデッセイの時のような加速感がありました。あの時は5ATのアブソルートに乗っていてハイオク指定の車でしたが、それがノーマルグレードのCVTでも得られるんですから、いい時代ですね。実際の速さも大事ですが、車高も低いのでより早く感じるというのもプラスされていると思います。
エリシオン（うちのはDBA-RR1 2400cc）も決して遅くないですが、あまり振り回して乗る車ではないです。しかし、このオデッセイはいちいち飛ばしたくなるというか、キビキビ乗れるんですよね。スッと加速してクルッと曲がってパシッと止まる。そういう意味でも、ほんとにフィットなんですよ。一人で運転していても楽しい車ですし、なんだったら「走りに行きたくなる」車だと思いました。
それで燃費ですが、自分が乗っている限りでは街乗り、ECOモードONで8km/L前後でした。特別良いわけではないですね。アイドリングストップも使ってこれですから。まあ、うちのエリシオンはひどいと4km/L台に突入するときがあるので（汗、十分良いほうだと思います。
オデッセイはハイブリッド版がでましたが実際のところどれぐらい燃費がいいんでしょうか。気になります。
充実装備に驚く。でもナビはいまいち。
オーディオやナビ関係はさすがに進歩してました。Bluetooth、USB、HDMIの入力があるので、iPhoneをBluetoothやUSBで接続すると、車のモニターから操作ができます。USBの場合は充電ももちろんできます。この辺の機能は後付けでエリシオンでも使えるようにしてますが、これらが最初からついているのというのがやっぱりいいですね。
一方で、ナビの画面のタッチ操作は全くダメですね。相変わらずiPhone3GSとかにも負けるぐらいの追従感で、ヌルヌル画面スクロールができるっていうこともないし、タッチの感度も悪い印象でした。
これだけで操作性が相当悪くなるし、他が良くてもがっかりしてしまうので、ここはコストダウンせずに、開発時点での最高品質のものを搭載してほしいですね。
そういう意味では、純正オーディオとナビの良さはあるかもしれないけど、最初から社外品にしておいて、常に新しいものと交換できるようにしたほうが満足するかもしれません。画面の操作感以外は問題ないので、ほんともったいない話ではありますが・・・。
ということで、2週間オデッセイを借りて、エリシオンと比べた感想でした。