昨年、仕事で動画の編集を行う事になり、久しぶりにPCを自作したのですが、フルHDはなんとかなるものの、4K動画、それも60コマ(60fps)だったらどれくらい大変なんだろう、と思い、iPhoneで素材を撮影してきたものを簡単に編集して書き出してみました。
4K素材をDavinciResolveに並べた時点でわかる。重い。
今まではフルHD(1080P)撮影60コマの素材が多かったため、何とかなっていましたが、さすがに4K素材はそのまま使うのは無理みたいです。少しでも編集作業を軽くするために、プロキシファイルを作成しました。DavinciResolveでは最適化メディアという名前ですね。
それに加えて、プロキシモードの設定で、HalfResolutionにすることでフルHD動画を編集しているレベルで編集作業行えるようになりました。最適化メディアをいちいち作るのは面倒ですけど、これは仕方ないですね。
書き出し速度でつまずく。
編集といっても、トラジションでつなげて、BGM入れて、タイトル(テロップ)入れたぐらいのものですが、出来上がった動画は合計1分30秒程度になりました。
作成した動画を一応ご紹介しておきます。
さて、この動画を4K 60fps mov形式で書き出すにはどれくらい時間がかかったかというと…
なんと、8分57秒(汗。約9分です。
PCのスペックが気になる方は記事にしていますので、こちらでご確認ください。
元の動画の尺に比べて6倍…。もし書き出す動画が20分だったら2時間かかる計算です。これはまずいですね。
やっぱり、とにかくコスパ重視で作った底辺動画編集用PCでは、4K動画を気軽に作っていくのは難しそうです。一度映像にしてから、あ、ここ直したい!とか気づいて再編集→再度書き出し なんてよくあることなので、書き出し時間がかかるということはそれだけやり直しが面倒になるってことですからね。(書き出す前に何度も確認しろよ、っていう話もありますが)もし4K動画に手を出すとしても、しばらくは短い時間の動画にするほうがよさそうですね。
強化すべきはグラボとCPUでしょうね。しかしまだ作ってから1年も経っていませんので、当面はパーツを買い替えずに使いたいもんですが、どうしたものか。