昨年末に60Dからのステップアップを考え、5D(初代)を買うところまでは決めていたのですが、よい商品に巡り合うまではしばらく待ちかな、なんて思っていたら、ヤフオクでお値打ち商品を見つけてしまいました。
がついている商品です。説明欄には懸念事項だった「ミラー落ち対策品」と記載があったため(これはもう信用するしかないのですが)、早速入札を開始し、結局20,000円以下で落札させていただくことができました。
以前の記事がちょっとまどろっこしかったので、今回はできるだけ簡潔に行きます。60Dと比べてまず思ったことをいくつか。
ざっとこんな感じです。
首から下げたときにずっしり来ます。カメラを持っていることが喜びに感じる人は良いのですが、試しに100mm macroをつけて首から下げたら相当重かったです。 バッテリーグリップなんて自分には10年早いと思って早々に取り外してしまいました(笑)。
これ、冬場は襟付きの服だし厚手の上着を着ているからよいものの、夏のTシャツの時なんて、首がすれて相当痛い気がしてきました。
これはまあ、あきらめるしかないですね。自分はFlashAirというSDカードにWiFiが内蔵されているカードを使っているので、その場で撮影した画像を確認したい時はiPhoneに転送して閲覧します。結局はその方が大画面ですし。
ただ、バリアングルじゃないので自撮りとかはできません。まあ60Dの時も別にやってなかったのでこれは良いかと。
ですが、どうしてもカメラの位置を下げたり角度を変えたりしたい時に画面が見えないという問題だけは解決できません。これはどんな写真を撮りたいか、というイメージをあきらめることにも繋がるので、結構辛いかもしれないです。
これは実際に覗くまで分からなかったのですが、ファインダーの中から撮影範囲がめちゃくちゃ大きく見えます。確かにネットを見ていてもそう言っている人が多数いたので事前情報としては理解していましたが、大きく見えることがこれだけ撮影しやすさにつながるとは思っていませんでした。
ピントがあっているかどうかの区別がつきやすく、慣れてくればマニュアルフォーカスで上手くジャスピンを狙えるようになるかもしれません。
もともと持っていた50mm f1.8の撒き餌レンズをつけてみたのですがそれでも十分ボケます。
ファインダーを覗いた時点ですでにピントがあっているかがわかりやすいのと同時に、それ以外がどれくらいボケているのかもめちゃくちゃわかりやすいです。
結果として、絞りプレビューボタンを押した時に、どれくらいの仕上がりになるかがわかるため、絞り調整もやりやすそうです。これだけボケる分、絞ったり絞らなかったり、という違いを出して楽しむということも増える気がします。
以下、5D(初代)と50mm f1.8の組み合わせで適当に撮影した例を貼っておきますが、「あーこれがフルサイズなんだ」という思いがすごかったです。もう15年も前のカメラですが、当時の人は、自分より15年も前にこんな写真を撮って楽しんでたんだな、と思うと羨ましい。
それと同時に、15年経ってもまだ楽しいと思えるカメラが20,000円未満で、もし50mm f1.8を中古で買っても合計25,000円程度で楽しめるなんてありがたいな、と思ってしまいました。
60Dを買った時も似たようなことを書いたのですが、どうしても新品じゃないといけない人以外は、こういう古いカメラやレンズを使ってガチャガチャ楽しむのも良いのでは、と思いますね。自分はiPhone11ProMaxを持っているので、簡単に暗い所でもきれいに取れたり、ダイナミックレンジの広い写真が撮影できたりしますが、なんかそれだけではつまらなくて、この「お金をかけない一眼レフカメラ遊び」を楽しんでいます。車を移動手段と捉えるか、車そのものに熱を入れるかとの違いに似ているところがあるかもしれませんね。
次の記事では、しっかりと撮影に挑んでみた結果をまた報告できればと思います。
※5D(初代)はAmazonからも中古品が買えます。